107I78 62歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。6か月前に腹部造影CTで…

62歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。6か月前に腹部造影CTで異常を認めたため右腎摘出術を受けた。術前の胸部CTでは異常を認めなかった。1か月前から時々せき込むことがあり心配になり受診した。心音と呼吸音とに異常を認めない。身長175cm、体重72kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧136/82mmHg。呼吸数16/分。SpO2 97%(room air)。血液所見:赤血球420万、Hb 13.4g/dl、Ht 41%、白血球7,500、血小板18万。CRP 0.1mg/dl。胸部単純CTで両肺に複数の腫瘤陰影を認める。右腎摘出前の腹部造影CTを示す。

1. 抗菌薬
2. 分子標的薬
3. シスプラチン
4. インターフェロン
5. 副腎皮質ステロイド





75歳の男性。歩行時の右下肢痛を主訴に来院した。安静時に痛みはなく、約50m歩行すると右大腿から下腿にかけて痛みが発生する。立ち止まると痛みが軽減し、しゃがむと消失する。右下肢に浮腫を認めない。
診断に有用なのはどれか。2つ選べ。

1. 頭部CT
2. 腰椎MRI
3. 四肢の血圧測定
4. 腹部超音波検査
5. 下肢静脈超音波検査





72歳の男性。2日前に急性心筋梗塞のため入院し、緊急の経皮的冠動脈インターベンションを受けた。術後の経過は良好であり、今朝は食事を全量摂取した。午前中に冠動脈疾患集中治療室〈CCU〉から一般病棟に移る予定であった。主治医の回診時、脈拍92/分、整。血圧128/72mmHg、SpO2 98%(room air)であった。主治医と会話中に患者が突然胸部不快感を訴え、その直後に意識を消失した。呼びかけに反応がなく、頸動脈の拍動を触知しない。この時のモニター心電図を示す。
直ちに行うべきなのはどれか。2つ選べ。

1. 胸骨圧迫
2. リドカインの静脈内投与
3. 体外式ペースメーカの留置
4. 電気的除細動(電気ショック)
5. 緊急冠動脈インターベンション





70歳の男性。意識障害のため搬入された。冬の寒い日に長時間の停電があり、自宅で発見された時には意識はなく暖房は消えて室内は冷えきっていたという。救急搬送時から救急車内の暖房や保温シートなど表面加温が開始された。搬入時、意識レベルはJCS Ⅲ-300。腋窩温32.0℃。脈拍60/分、整。血圧92/52mmHg。呼吸数10/分。SpO2 88%(リザーバー付きマスク10 l/分酸素投与下)。全身の皮膚は冷たく、発汗はない。
まず行うべきなのはどれか。

1. 頭部CT
2. 気管挿管
3. 温浴加温
4. 胸骨圧迫
5. 尿道カテーテル留置





78歳の男性。本日の夕方、風呂から上がった直後から言葉がもつれ、家族に意思がうまく伝えられなくなったため救急外来を受診した。脈拍88/分、不整。血圧120/80mmHg。意識は清明だが、口数が少なく、「頭は痛いですか」と尋ねると、口ごもるように「い、い」と答え、「さくら」復唱を指示すると「さ、た」と言う。「目を閉じてから左手を上げてください」と指示すると、間違いなく行う。右口角の動きが不良だが、上下肢の麻痺は明らかではない。頭部MRIを行った。
別に示す頭部MRIの拡散強調像(①〜⑤)のうち、この患者の頭部MRIとして考えられるのはどれか。

1. ①
2. ②
3. ③
4. ④
5. ⑤





5歳の男児。発熱と咳嗽とを主訴に来院した。3日前から39℃の発熱と強い乾性咳嗽とが出現した。診察中に刺激性の咳嗽が著明であった。肺の聴診で明らかな副雑音は聴取されなかった。血液所見:赤血球436万、Hb 13.8g/dl、Ht 40%、白血球9,000(桿状核好中球5%、分葉核好中球55%、好酸球3%、単球5%、リンパ球32%)、血小板26万。CRP 3.5mg/dl。寒冷凝集反応1,024倍(基準128以下)。胸部エックス線写真を示す。
確定診断に有用な検査はどれか。

1. 喀痰培養
2. 咽頭培養
3. 血清抗体価
4. ツベルクリン反応
5. 咽頭ぬぐい液迅速検査





28歳の女性。腹痛と下痢とを主訴に来院した。年末の休暇で帰省し、昨日の夕食に貝類を多く含む魚介類を家族とともに生食した。本日昼ころから、軽度の腹痛を伴う水様下痢が出現し、5、6回排便があったため受診した。母親と妹とが同じ時期から下痢を発症しているが程度は軽い。体温36.8℃、脈拍84/分、整。血圧112/76mmHg。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音は亢進している。血液所見:赤血球440万、Hb 13.5g/dl、Ht 41%、白血球8,300、血小板18万。血液生化学所見:尿素窒素14mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、Na 137mEq/l、K 3.4mEq/l、Cl 115mEq/l。CRP 0.1mg/dl。
治療として適切なのはどれか。

1. 経口補液
2. 抗菌薬の投与
3. 抗コリン薬の投与
4. 抗ウイルス薬の投与
5. 非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉の投与





40歳の女性。皮疹と全身倦怠感とを主訴に来院した。3か月前から顔面、両肘および両手に皮疹が出現した。2週前から四肢の脱力、筋肉痛および全身倦怠感を認めた。意識は清明。身長158cm、体重52kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧120/84mmHg。呼吸数28/分。赤沈38mm/1時間。血液所見:赤血球420万、Hb 11.5g/dl、Ht 40%、白血球4,700、血小板28万。血液生化学所見:CK 1,404IU/l(基準30〜140)。免疫学所見:CRP 0.4mg/dl、抗核抗体80倍(基準20以下)。顔面と手の写真(A、B)を示す。
この疾患で注意すべき合併症はどれか。

1. ぶどう膜炎
2. 間質性腎炎
3. 間質性肺炎
4. 虚血性心筋症
5. 自己免疫性肝炎





72歳の5回経妊5回経産婦。数年前から持続する外陰部違和感を主訴に来院した。外陰部の写真を示す。
この疾患の症状でないのはどれか。

1. 頻尿
2. 尿失禁
3. 帯下増加
4. 性器出血
5. 鼠径部痛





58歳の女性。健康診断で尿糖を指摘され精査のため来院した。母親と姉とが糖尿病で加療中である。身長146cm、体重44kg。尿所見:蛋白(±)、糖3+、ケトン体2+、血液生化学所見:随時血糖302mg/dl、HbA1c(NGSP)7.8%(基準4.6〜6.2)。
現時点での検査として適切でないのはどれか。

1. 眼底検査
2. 尿中アルブミン測定
3. 尿中Cペプチド測定
4. 膵島関連自己抗体測定
5. 経口グルコース負荷試験





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