107回

生後15日の新生児。昨夜からの胆汁性嘔吐と血便とを主訴に来院した。上部消化管造影像を示す。
この患児について正しいのはどれか。

1. 腹部に腫瘤を触知する。
2. 緊急手術が必要である。
3. 虫垂は右下腹部にある。
4. 下部消化管造影が必要である。
5. 腹部超音波検査でtarget signがみられる。





72歳の男性。2日前に急性心筋梗塞のため入院し、緊急の経皮的冠動脈インターベンションを受けた。術後の経過は良好であり、今朝は食事を全量摂取した。午前中に冠動脈疾患集中治療室〈CCU〉から一般病棟に移る予定であった。主治医の回診時、脈拍92/分、整。血圧128/72mmHg、SpO2 98%(room air)であった。主治医と会話中に患者が突然胸部不快感を訴え、その直後に意識を消失した。呼びかけに反応がなく、頸動脈の拍動を触知しない。この時のモニター心電図を示す。
直ちに行うべきなのはどれか。2つ選べ。

1. 胸骨圧迫
2. リドカインの静脈内投与
3. 体外式ペースメーカの留置
4. 電気的除細動(電気ショック)
5. 緊急冠動脈インターベンション





7歳の男児。右陰嚢の腫れを主訴に来院した。ペンライトを用いての診察所見の写真を示す。
保護者に対する説明で適切なのはどれか。

1. 「陰嚢の中に腸が入り込んでいます」
2. 「自然に治るので心配はありません」
3. 「バンドで鼠径部を圧迫しましょう」
4. 「精巣から戻る血液がうっ滞しています」
5. 「学校の休みに合わせて手術しましょう」





75歳の男性。歩行時の右下肢痛を主訴に来院した。安静時に痛みはなく、約50m歩行すると右大腿から下腿にかけて痛みが発生する。立ち止まると痛みが軽減し、しゃがむと消失する。右下肢に浮腫を認めない。
診断に有用なのはどれか。2つ選べ。

1. 頭部CT
2. 腰椎MRI
3. 四肢の血圧測定
4. 腹部超音波検査
5. 下肢静脈超音波検査





68歳の女性。発熱と咳嗽とを主訴に来院した。5日前から発熱、咳および喀痰がみられ、昨日から倦怠感が強くなったため受診した。胸部エックス線写真で両側下肺野に浸潤影を認め、急性肺炎と診断された。入院時、意識は清明。身長158cm、体重46kg。体温38.3℃。脈拍88/分、整。血圧108/64mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。皮膚と粘膜とに明らかな出血傾向を認めない。両側下肺にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:赤血球390万、Hb 11.4g/dl、Ht 37%、白血球18,000(桿状核好中球8%、分葉核好中球80%、リンパ球12%)、血小板6.3万、PT 68%(基準80〜120)、APTT 48秒(基準対照32.2)、フィブリノゲン130mg/dl(基準200〜400)、血清FDP 60μg/ml(基準10以下)。CRP 21mg/dl。
抗菌薬の投与とともに行う処置で適切なのはどれか。

1. 気管挿管
2. 血小板輸血
3. 赤血球輸血
4. 抗DIC療法
5. G-CSFの投与





62歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。6か月前に腹部造影CTで異常を認めたため右腎摘出術を受けた。術前の胸部CTでは異常を認めなかった。1か月前から時々せき込むことがあり心配になり受診した。心音と呼吸音とに異常を認めない。身長175cm、体重72kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧136/82mmHg。呼吸数16/分。SpO2 97%(room air)。血液所見:赤血球420万、Hb 13.4g/dl、Ht 41%、白血球7,500、血小板18万。CRP 0.1mg/dl。胸部単純CTで両肺に複数の腫瘤陰影を認める。右腎摘出前の腹部造影CTを示す。

1. 抗菌薬
2. 分子標的薬
3. シスプラチン
4. インターフェロン
5. 副腎皮質ステロイド





71歳の女性。全身の皮膚と粘膜のびらんとを主訴に来院した。6日前から腰痛に対して非ステロイド性抗炎症薬を内服している。2日前から結膜充血と両頬粘膜のびらんとが、昨日から全身に紅斑とびらんとが出現した。顔面と体幹の写真(A、B)を示す。
対応として適切でないのはどれか。

1. 輸液
2. 外用療法
3. 血漿交換療法
4. 副腎皮質ステロイドの投与
5. 同一の非ステロイド性抗炎症薬の継続





54歳の男性。肉眼的血尿を主訴に来院した。2週前と3日前とに肉眼的血尿に気付いた。排尿痛はない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は20本/日を34年間。身長167cm、体重59kg。体温36.4℃。脈拍72/分、整。血圧138/80mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸指診でクルミ大、弾性軟の前立腺を触知する。尿所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血1+、沈渣に赤血球5〜10/1視野、白血球0〜2/1視野。尿細胞診クラスⅡ(陰性)。膀胱内視鏡では可動性のある乳頭状の有茎性の腫瘤を認める。膀胱内視鏡像を示す。
次に行う対応として適切なのはどれか。

1. 経過観察
2. 膀胱全摘術
3. 経尿道的切除術
4. BCGの膀胱内注入
5. 抗悪性腫瘍薬の膀胱内注入





62歳の女性。歩行時のふらつきを主訴に来院した。4週前にくも膜下出血を発症し、脳動脈瘤に対して開頭動脈瘤クリッピング術を受けた。経過は良好であったが、家族の話では、最近自発性が低下し、トイレの回数が増えているという。意識は清明。歩行は開脚歩行である。頭部単純CTで脳室拡大を認める。
この疾患で認められるのはどれか。2つ選べ。

1. 尿失禁
2. 視野狭窄
3. 瞳孔異常
4. 嚥下障害
5. 認知機能障害





24歳の女性。両眼が見えにくいことを主訴に来院した。両眼の前房に炎症細胞を認める。視力は右0.7(矯正不能)、左0.6(矯正不能)。右眼の眼底写真(A)、蛍光眼底造影写真(0B)及び光干渉断層像〈OCT〉(C)を示す。左眼も同様の所見である。
この疾患でみられないのはどれか。

1. 難聴
2. 眼底出血
3. 感冒様症状
4. 夕焼け状眼底
5. 脳脊髄液細胞増多





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