107回

43歳の男性。2日前からの嚥下痛と呼吸困難とを主訴に来院した。含み声だが嗄声は認めない。胸部聴診で肺音は正常だが、喘鳴を認める。糖尿病に対し経口血糖降下薬を内服している。体温38.5℃。喉頭内視鏡像を示す。
まず行うべき対応はどれか。

1. 胃管挿入
2. 気道確保
3. 切開排膿
4. 自宅での安静指示
5. 副腎皮質ステロイドの吸入





74歳の女性。右股関節部の運動痛と起立不能とを主訴に来院した。本日、自宅玄関の段差につまずいて転倒し、動けないところを家族が発見し救急外来を受診した。昨日までは手押し車を押して近所まで買い物に行くことが可能であった。意識は清明。右下肢以外の自動運動は可能である。座位では疼痛は少ないが、右股関節を内外旋させると疼痛が強い。支えても立位をとることはできない。四肢反射の亢進はなく、感覚障害を認めない。両股関節エックス線写真を示す。
診断はどれか。

1. 恥骨骨折
2. 腸骨骨折
3. 股関節脱臼
4. 大腿骨近位部骨折
5. 大腿骨転子下骨折





75歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。3週前から咳、痰、全身倦怠感、食思不振および37℃台の微熱が出現し、市販の総合感冒薬で改善しないため受診した。胸部エックス線写真で右上肺野に空洞を伴う浸潤影と周囲の結節影とを認めた。喀痰の抗酸菌塗抹検査が陽性であったため患者を個室に入院させた。
まず行うのはどれか。

1. 保健所に届け出る。
2. 抗結核薬を投与する。
3. 結核菌のPCR検査を行う。
4. 患者にN95マスクを着用させる。
5. 結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法〈IGRA〉を行う。





62歳の女性。手のしびれ感を主訴に来院した。8年前から高血圧症のため自宅近くの診療所で治療を受けており、2年前から血糖値の軽度上昇を指摘されていた。ほぼ同時期から両手の第2〜4指の先端部に「ピリピリする」感じを自覚し、徐々に増悪してボタンが留めにくくなった。身長165cm、体重67kg。脈拍64/分、整。血圧150/86mmHg。声はこもった低音である。顔と手の写真(A、B)を示す。
確定診断のために測定するホルモンとして最も適切なのはどれか。

1. インスリン
2. コルチゾール
3. プロラクチン
4. アルドステロン
5. インスリン様成長因子-I〈IGF-I〉





22歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。1週前から胸部圧迫感と労作時の息切れとを自覚し、徐々に悪化している。体温37.2℃。脈拍88/分、整。血圧110/72mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room air)。身体所見で左呼吸音の減弱を認める。血液所見:赤血球462万、Hb 14.0g/dl、Ht 43%、白血球7,800、血小板35万。血液生化学所見:総ビリルビン0.3mg/dl、AST 23IU/l、ALT 15IU/l、LD 450IU/l(基準176〜353)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン〈hCG〉24mIU/ml。CRP 4.8mg/dl。ツベルクリン反応陽性。胸部エックス線写真(A)と胸部造影CT(B)とを示す。
最も考えられるのはどれか。

1. 胸腺腫
2. 神経鞘腫
3. 胚細胞腫瘍
4. リンパ節結核
5. サルコイドーシス





25歳の女性。高血圧の精査のため来院した。6か月前に胃腸炎症状で自宅近くの診療所を受診し高血圧を指摘された。3か月前から食欲が亢進し体重が4kg増加した。身長154cm、体重64kg。脈拍76/分、整。血圧156/100mmHg。顔面は赤ら顔で丸く、ざ瘡を認める。尿所見:糖1+。
所見として予想されるのはどれか。

1. 脱毛
2. 筋肥大
3. 過多月経
4. 発汗過多
5. 伸展性皮膚線条





64歳の男性。労作時の息切れと左胸痛とを主訴に来院した。20歳からビルなどの解体業に約30年間従事した。3か月前から咳が出現し、次第に労作時の息切れと左胸痛とを自覚するようになったため受診した。身長168cm、体重62kg。体温36.9℃。脈拍92/分、整。血圧152/88mmHg。呼吸数26/分。SpO2 96%(room air)。心音に異常を認めないが、左呼吸音が減弱している。血液所見:赤血球350万、Hb 11.2g/dl、Ht 34%、白血球8,800、血小板29万。血液生化学所見:総ビリルビン0.3mg/dl、AST 30IU/l、ALT 24IU/l、LD 460IU/l(基準176〜353)。CRP 3.2mg/dl。胸部CT(A)とFDG-PET(B)とを示す。
この疾患でみられるのはどれか。

1. 胸部の鼓音
2. 閉鎖性換気障害
3. 胸水中のブドウ球菌
4. 胸水ヒアルロン酸高値
5. 胸水アデノシンデアミナーゼ〈ADA〉高値





58歳の女性。健康診断で尿糖を指摘され精査のため来院した。母親と姉とが糖尿病で加療中である。身長146cm、体重44kg。尿所見:蛋白(±)、糖3+、ケトン体2+、血液生化学所見:随時血糖302mg/dl、HbA1c(NGSP)7.8%(基準4.6〜6.2)。
現時点での検査として適切でないのはどれか。

1. 眼底検査
2. 尿中アルブミン測定
3. 尿中Cペプチド測定
4. 膵島関連自己抗体測定
5. 経口グルコース負荷試験





2か月の男児。生後まもなく心雑音を指摘され、心エコー検査で右室流出路狭窄、心室中隔欠損および大動脈騎乗を指摘されている。
この患児の治療方針として正しいのはどれか。

1. 肺動脈絞扼術を行う。
2. 根治治療は成人期に行う。
3. プロスタグランディンを投与する。
4. 直ちに心室中隔欠損閉鎖術を行う。
5. 肺動脈の発育後に心内修復術を行う。





72歳の5回経妊5回経産婦。数年前から持続する外陰部違和感を主訴に来院した。外陰部の写真を示す。
この疾患の症状でないのはどれか。

1. 頻尿
2. 尿失禁
3. 帯下増加
4. 性器出血
5. 鼠径部痛





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