107回

63歳の女性。血便を主訴に来院した。4か月前から便に血が混じるようになり、持続しているため心配して受診した。体温36.4℃。脈拍72/分、整。血圧124/66mmHg。血液所見:赤血球350万、Hb 10.3g/dl、Ht 30%、白血球6,600、血小板35万。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.3g/dl、AST 25IU/l、ALT 33IU/l、LD 300IU/l(基準176〜353)。注腸造影像(A)と肛門縁から3cmの部位の大腸内視鏡像(B)とを示す。
次に行う検査として適切なのはどれか。

1. 胸腹部CT
2. 直腸内圧測定
3. 腹部血管造影
4. 超音波内視鏡検査
5. 半年後の大腸内視鏡検査





42歳の男性。物が二重に見えることを主訴に来院した。1か月前に交通事故に遭い、その後、複視が出現した。前眼部、中間透光体および眼底に異常を認めない。視力は右1.0(矯正不能)、左1.0(矯正不能)
診断に有用な検査はどれか。

1. 光覚検査
2. Hess赤緑試験
3. Schirmer試験
4. 網膜電図〈ERG〉
5. 光干渉断層法〈OCT〉





まず行うべき治療はどれか。

1. アトロピンの静脈内投与
2. ジアゼパムの筋肉内投与
3. アドレナリンの静脈内投与
4. ネオスチグミンの内服投与
5. 亜硝酸ナトリウムの静脈内投与





血液培養について、菌血症の診断における感度を下げるのはどれか。

1. 検体を冷蔵保存する。
2. 検体採取の回数を増やす。
3. 抗菌薬を投与する前に採取する。
4. 異なる部位から2セット採取する。
5. 好気性ボトルより先に嫌気性ボトルに分注する。





30歳の既婚女性。下腹部痛を主訴に来院した。昨夜から下腹部に軽度の痛みを感じていた。少量の性器出血を伴っているという。最終月経は約7週前。月経周期は30〜60日、不整。経腟超音波検査で子宮と卵巣とに異常を認めない。
対応として適切なのはどれか。

1. 妊娠反応
2. 子宮内膜組織診
3. 基礎体温の測定
4. 2週後の来院を指示
5. プロゲステロンの投与





優先的に行うべきなのはどれか。

1. 輸血
2. 口腔内吸引
3. 四肢の加温
4. 右下腿の固定
5. 頭部創の止血





有病率が10%の集団に感度が90%、特異度が70%のスクリーニングテストを実施した。
陽性適中率〈陽性者のうち真の有病者の割合〉で正しいのはどれか。

1. 0.1
2. 0.25
3. 0.33
4. 0.7
5. 0.9





81歳の女性。75歳ころから記銘力の低下がみられるようになり、物忘れ外来でAlzheimer型認知症と診断された。薬物療法や記憶回復訓練を受けたものの認知機能低下は進行し、2年前から介護保険施設に入所している。約1か月前から鏡に映った自分に挨拶し困惑した表情を浮かべていることに施設の職員が気付き、定期受診の際に主治医に相談した。
この患者に1か月前からみられる症状はどれか。

1. 失行
2. 失認
3. 意識障害
4. 注意障害
5. 遂行機能障害





現 症 : 体温35.4℃。モニター上の心拍数160/分。右上肢血圧60/40mmHg。呼吸数40/分。SpO2 90%(リザーバー付きマスク10 l/分酸素投与下)。左前胸部は変形し、打撲痕を認め膨隆している。同部位に握雪感を認める。
身体所見としてみられないのはどれか。

1. 気管の左方偏位
2. 左胸部の呼吸音低下
3. 打診での左胸部鼓音
4. 右と同程度の左上肢血圧
5. capillary-refilling time延長





繰り返すめまいと難聴とを特徴とする疾患はどれか。

1. 耳硬化症
2. Meniere病
3. 前庭神経炎
4. 騒音性難聴
5. 良性発作性頭位眩暈症





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