107回

72歳の5回経妊5回経産婦。数年前から持続する外陰部違和感を主訴に来院した。外陰部の写真を示す。
この疾患の症状でないのはどれか。

1. 頻尿
2. 尿失禁
3. 帯下増加
4. 性器出血
5. 鼠径部痛





55歳の男性。胸痛を主訴に来院した。3年前から脂質異常症のため外来通院中である。今朝5時に圧迫感を伴う胸痛を布団の中で自覚したため受診した。胸痛は3分間続いたが受診時には自覚症状はない。脈拍72/分。血圧122/80mmHg。心音に異常を認めない。心電図検査を実施しようとしたところ急に胸痛が出現したが、ニトログリセリン錠の舌下投与で速やかに消失した。胸痛出現時と消失後の心電図(A、B)を示す。緊急に施行した冠動脈造影では冠動脈の閉塞や有意な狭窄は認められない。
治療薬で適切なのはどれか。

1. α遮断薬
2. β遮断薬
3. カルシウム拮抗薬
4. アンジオテンシン変換酵素阻害薬
5. 非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉





40歳の女性。皮疹と全身倦怠感とを主訴に来院した。3か月前から顔面、両肘および両手に皮疹が出現した。2週前から四肢の脱力、筋肉痛および全身倦怠感を認めた。意識は清明。身長158cm、体重52kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧120/84mmHg。呼吸数28/分。赤沈38mm/1時間。血液所見:赤血球420万、Hb 11.5g/dl、Ht 40%、白血球4,700、血小板28万。血液生化学所見:CK 1,404IU/l(基準30〜140)。免疫学所見:CRP 0.4mg/dl、抗核抗体80倍(基準20以下)。顔面と手の写真(A、B)を示す。
この疾患で注意すべき合併症はどれか。

1. ぶどう膜炎
2. 間質性腎炎
3. 間質性肺炎
4. 虚血性心筋症
5. 自己免疫性肝炎





51歳の男性。労作時の息苦しさを主訴に来院した。半年前に全身倦怠感と微熱とが出現したため自宅近くの診療所を受診した。外来検査で赤沈亢進、白血球増加および高γ-グロブリン血症を認め、抗菌薬の投与を受けたが改善しなかった。2か月前から労作時に息苦しさを感じるようになり、増強してきたため紹介され受診した。脈拍92/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸音に異常を認めない。座位と仰臥位とで心音に異常を認めないが、左側臥位で心尖部に第Ⅱ音の直後に過剰音を聴取する。胸部エックス線写真と心電図とに異常を認めない。
最も考えられるのはどれか。

1. 心膜炎
2. 左房粘液腫
3. 僧帽弁狭窄症
4. 感染性心内膜炎
5. 僧帽弁逸脱症候群





28歳の女性。腹痛と下痢とを主訴に来院した。年末の休暇で帰省し、昨日の夕食に貝類を多く含む魚介類を家族とともに生食した。本日昼ころから、軽度の腹痛を伴う水様下痢が出現し、5、6回排便があったため受診した。母親と妹とが同じ時期から下痢を発症しているが程度は軽い。体温36.8℃、脈拍84/分、整。血圧112/76mmHg。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音は亢進している。血液所見:赤血球440万、Hb 13.5g/dl、Ht 41%、白血球8,300、血小板18万。血液生化学所見:尿素窒素14mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、Na 137mEq/l、K 3.4mEq/l、Cl 115mEq/l。CRP 0.1mg/dl。
治療として適切なのはどれか。

1. 経口補液
2. 抗菌薬の投与
3. 抗コリン薬の投与
4. 抗ウイルス薬の投与
5. 非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉の投与





58歳の男性。心窩部鈍痛を主訴に来院した。2か月前から時々心窩部に鈍痛があったが、食事との関係は特になかった。既往歴に特記すべきことはない。身体所見に異常を認めない。血液所見:赤血球326万、Hb 11.5g/dl、Ht 35%、白血球5,200、血小板19万。その他の血液検査で異常を認めない。上部消化管内視鏡像を示す。病変部からの内視鏡下生検組織で腺癌と診断された。胸腹部CTで転移を認めない。
治療として適切なのはどれか。

1. 胃切除術
2. 放射線治療
3. レーザー焼灼術
4. ホルモン補充療法
5. 内視鏡的粘膜切除術





5歳の男児。発熱と咳嗽とを主訴に来院した。3日前から39℃の発熱と強い乾性咳嗽とが出現した。診察中に刺激性の咳嗽が著明であった。肺の聴診で明らかな副雑音は聴取されなかった。血液所見:赤血球436万、Hb 13.8g/dl、Ht 40%、白血球9,000(桿状核好中球5%、分葉核好中球55%、好酸球3%、単球5%、リンパ球32%)、血小板26万。CRP 3.5mg/dl。寒冷凝集反応1,024倍(基準128以下)。胸部エックス線写真を示す。
確定診断に有用な検査はどれか。

1. 喀痰培養
2. 咽頭培養
3. 血清抗体価
4. ツベルクリン反応
5. 咽頭ぬぐい液迅速検査





50歳の男性。健康診断の腹部超音波検査で胆嚢内に5mm前後の隆起性病変を2個指摘されたため来院した。既往歴に特記すべきことはない。腹部超音波像を示す。
隆起性病変への対応として適切なのはどれか。

1. 胆嚢適出術を行う。
2. 検査・治療・経過観察は行わない。
3. 腹部超音波検査による経過観察を行う。
4. 内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉を行う。
5. ポジトロンエミッション断層撮影〈PET〉を行う。





78歳の男性。本日の夕方、風呂から上がった直後から言葉がもつれ、家族に意思がうまく伝えられなくなったため救急外来を受診した。脈拍88/分、不整。血圧120/80mmHg。意識は清明だが、口数が少なく、「頭は痛いですか」と尋ねると、口ごもるように「い、い」と答え、「さくら」復唱を指示すると「さ、た」と言う。「目を閉じてから左手を上げてください」と指示すると、間違いなく行う。右口角の動きが不良だが、上下肢の麻痺は明らかではない。頭部MRIを行った。
別に示す頭部MRIの拡散強調像(①〜⑤)のうち、この患者の頭部MRIとして考えられるのはどれか。

1. ①
2. ②
3. ③
4. ④
5. ⑤





58歳の女性。褐色尿を主訴に来院した。画像診断で膵頭部癌による閉塞性黄疸と診断されたが、転移巣は描出されなかった。内視鏡的逆行性胆管ドレナージで減黄術を行い、膵頭十二指腸切除術を予定した。手術開腹時に、肝両葉の表面に小結節状の転移巣を5個と、腹膜に同様の結節を十数個認めた。
対応として適切なのはどれか。

1. 非切除
2. 肝部分切除術
3. 膵腫瘍適出術
4. 肝膵同時切除術
5. 膵頭十二指腸切除術





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