107回

連鎖球菌感染症はどれか。

1. 丹毒
2. 皮膚腺病
3. 掌蹠膿疱症
4. 膿疱性乾癬
5. Celsus禿瘡





36歳の2回経妊1回経産婦。妊娠39週5日。陣痛発来のため入院した。妊娠経過は順調であった。入院直後の内診では、分泌物は血性少量で子宮口は3cm開大していた。1時間後。突然の気分不快と持続性の腹痛とが出現した。その時の腹部超音波像(A)と胎児心拍数陣痛図(B)とを示す。
最も考えられるのはどれか。

1. 前置胎盤
2. 子宮破裂
3. 羊水塞栓症
4. HELLP症候群
5. 常位胎盤早期剥離





拡張型心筋症と虚血性心筋症の鑑別に最も有用な検査はどれか。

1. 冠動脈造影
2. 心エコー検査
3. Holter心電図
4. 安静時心筋血流SPECT
5. 血漿脳性ナトリウム利尿ペプチド〈BNP〉測定





マラリアについて正しいのはどれか。

1. マダニが媒介する。
2. 国内での感染例が多い。
3. ワクチンが有効である。
4. 血液中では白血球に感染する。
5. 診断後速やかに保健所に届け出る。





55歳の男性。駅のホームで立ちつくしているところを保護され、遺書を持っていたため、会社の上司に伴われて受診した。2か月前から1日中憂うつで仕事も手につかずに悩んでいたという。「勇気はないので死ねない」、「迷惑をかけるのが嫌なので1人にして欲しい」と帰宅を希望する。
まず行うべき対応はどれか。

1. 1人で帰す。
2. 精神科に入院させる。
3. すぐに警察に連絡する。
4. 抗うつ薬を点滴静注する。
5. 自殺念慮について具体的に尋ねる。





70歳の女性。舌の疼痛を主訴に来院した。舌に白色病変を認める。病変部から採取した白色物質の苛性カリ〈KOH〉直接鏡検法の写真を示す。
治療として適切なのはどれか。

1. 抗真菌薬を塗布する。
2. 抗菌薬を経口投与する。
3. 白色病変部の舌を部分切除する。
4. オピオイドで疼痛コントロールを行う。
5. 副腎皮質ステロイド含有軟膏を塗布する。





高齢者の高血圧症の特徴はどれか。

1. 拡張期血圧が高い。
2. 血圧の日内変動が小さい。
3. 起立時に血圧が上昇しやすい。
4. 脳血流の自動調節能が低下している。
5. 降圧薬の投与で脳血管障害の発症は減少しない。





職業性腰痛の予防対策として正しいのはどれか。

1. 照明を暗くする。
2. 室温を低めに保つ。
3. 同じ作業を繰り返す。
4. 荷物を躯幹から離して持つ。
5. 腰を下げて荷物を持ち上げる。





10歳の男児。わいせつな言葉を口走ることを主訴に両親に伴われて来院した。5歳ころから瞬目、肩をすくめる、首振り及び咳払いなどの突発的かつ律動的で反復する運動が出現し、軽快と増悪とを繰り返してきた。最近、主訴の症状が出現した。特記すべき既往歴はない。神経学的な所見に異常を認めない。
この患児について正しいのはどれか。

1. 親の過干渉が主な原因である。
2. 異常な運動は睡眠中ほぼ消失する。
3. 置かれた状況による症状の変動は少ない。
4. 成人まで症状が軽快せずに持続することが多い。
5. ごく短時間でも自分で症状を止めることはできない。





52歳の男性。大量飲酒を主訴に妻に伴われて来院した。23歳から飲酒を始め、10年前からは日本酒1升を毎日飲酒していた。この半年間は朝から飲酒し、食事量が減少し、仕事も休みがちになった。健康診断で肝機能障害を指摘されている。意識は清明で、静穏である。このままではいけないと説明したが、本人は「酒を飲まないと眠れない。酒はやめようと思えばやめられる」と述べている。
対応として適切なのはどれか。

1. 節酒を勧める。
2. 抗酒薬を妻に渡す。
3. 抗精神病薬を処方する。
4. 閉鎖病棟に入院させる。
5. 自助グループへの参加を勧める。