107回

この患者に合併しやすい疾患を念頭において身体診察を行うこととした。
重要度が低いのはどれか。

1. 両側の頸部の聴診
2. 両側上肢の血圧測定
3. 起立時の血圧測定
4. 上腹部の聴診
5. 足背動脈の触診





汎血球減少症を呈する患者の骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を示す。
この患者にみられる染色体異常はどれか。

1. t(8;14)
2. t(8;21)
3. t(9;22)
4. t(15;17)
5. inv(16)





急性呼吸促迫症候群について正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 肺の線維化をきたさない。
2. 両側肺野の浸潤影を伴う。
3. 肺血管透過性の低下を特徴とする。
4. びまん性肺胞傷害の病理像を呈する。
5. 敗血症が原因であれば予後は良好である。





25歳の男性。吐血を主訴に来院した。友人と酒を飲み、トイレで嘔吐した。最初の吐物は食物残渣であったが、2、3回嘔吐を繰り返すうちに血液を嘔吐した。便器が赤くなるほどの量だったので驚いて受診した。体温36.2℃。脈拍88/分。血圧128/72mmHg。眼瞼結膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音は軽度亢進している。直腸指診で異常を認めない。
診断に最も有用な検査はどれか。

1. 腹部CT
2. 腹部血管造影
3. 上部消化管造影
4. 腹部超音波検査
5. 上部消化管内視鏡検査





問題指向型医療記録〈POMR〉におけるSOAPのOに該当する事項として正しいのはどれか。

1. 検査計画
2. 帰宅後の生活指導計画
3. 医師による分析・評価
4. 患者の主観的な症状や訴え
5. 患者の痛みスケールの得点





糖尿病の患者が行動変容の準備期に入ったと考えられるのはどれか。

1. ストレッチ体操を7か月続けている。
2. 夕食後に必ずデザートを食べている。
3. 食べたくなったらストレッチ体操をするようにし始めた。
4. 糖尿病が悪化しているので来月から間食をやめようと思う。
5. テレビを見ているとついお菓子を食べてしまうことがある。





79歳男性。息切れと胸痛とを主訴に来院した。生来健康であったが、5年前から心雑音を指摘されていた。1か月前から坂道や階段歩行で息切れと胸痛とを自覚したため受診した。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧118/72mmHg。下腿に浮腫を認めない。聴診で収縮期駆出性〈収縮中期性〉雑音を聴取する。心エコーで大動脈弁の高度石灰化を認め、大動脈弁口面積は0.8cm2であった。人工弁の写真(①、②)を示す。
この患者の手術治療における2種類の人工弁に関する説明で最も適切なのはどれか。

1. 「あなたには①の弁をお勧めします」
2. 「②の弁は毎年交換する必要があります」
3. 「①の弁は②の弁より弁機能に優れています」
4. 「②の弁はアレルギー反応に関する術前精査が必要です」
5. 「①の弁は手術後生涯にわたりワルファリンの内服が必要です」





臨床機能評価指標〈クリニカルインディケーター〉について正しいのはどれか。

1. 5年に一度更新が必要である。
2. 疾患の重症度を示す指標である。
3. 多職種の作業工程を一覧できる。
4. 医療の質の継続的な改善に利用される。
5. 機能検査における精度管理の指標である。





検査と物理現象の組合せで正しいのはどれか。

1. electrocardiography——sound
2. endoscopy——heat
3. magnetic resonance imaging——light
4. positron emission tomography——radiation
5. ultrasonography——gravitation





65歳の男性。左上下肢の脱力を主訴に来院した。1週前から左上下肢の脱力が時々出現し、5分ほどで改善していた。受診時、神経学的な診察で異常所見を認めない。体温36.5℃。脈拍60/分、整。血圧140/72mmHg。心電図で異常を認めない。頭部単純MRIで異常を指摘され検査目的で入院となった。脳血管造影の右総頸動脈側面像を示す。
この患者に血管内治療を行う場合に適切なのはどれか。

1. 硬化療法
2. 動脈塞栓術
3. 血栓溶解療法
4. ステント留置術
5. フィルター留置術